子どもたちを目標に!
澤田 千浩
7月のある日、女房からマラソン大会への参加申し込みの勧誘があった。ここ最近、特に思っていたのが在ハンガリー日本人のマラソン大会への参加率が、異様に高いことだったが、まさか、自分も参加することになろうとは考えてもいなかった。高校以来のマラソン大会、事前に1度、マルギットで練習して大会に臨んだ。
当日、天気は晴れ。気温は高くもなく、低くもなく、絶好の日和。スタートラインに立ち、他のランナーとともに号砲を待った。スタートして直ぐに脚の動きが鈍くなってきた。アスファルトの硬い路面も影響したかもしれないが、やはり、たった一度の練習では、何の効果もなかったようだ。「歩きたい」「でもプライド(?)が許さない」の葛藤で、苦しみながらも、何とか歩かずに走り続け、およそ1.5キロ地点で長男をパス、その後、2キロ地点で次男の背中を見つけたが、それが最後だった。
結局、体力の差を思い知らされることになった。彼らは、これからどんどん体力を付けていくであろうし、
自分は何もしなければ衰えていく一方である。これを良い機会に体力、持久力を付けてもう一度大会に参加し、子供たちよりも先にゴールラインを切る、まずは、これを目標にしたい。 |