幼児サークルに参加している子どもたちも、初回から保護者が傍にいなくてもすぐ活動に興味を持ち楽しんでいる子や、保護者に見守られることで安心して取り組んでいる子など様々です。 現在、年少クラスにいる我が長男などは母が場を離れると泣き出し追いかけてきていましたが、先生の声掛けで徐々に活動に目が向き、母がいないことを時折思い出しつつも一人で参加出来るようになり、そして今では不安なく課題に取り組めるようになりました。父母に甘えたい場面が多い長男が、このように集団の場で自立出来るようになってきたのは、先生の配慮はもちろん、一緒に参加している子どもたちの存在があるからこそだと思います。 幼児サークルには補習校に通っている長女からお世話になっていますが、このサークルに参加している子どもの様子を見ることで、子どもの集団内での日本語理解力や工作や歌への取り組み方などが分り、家庭でのコミュニケーションの幅が広がりました。 言語面の確立がまだまだされていない幼年期であることはもちろん、現地の園に通っていること、また父親がハンガリー人ということもあり、平日に子どもが日本語に触れる時間は私が母語で話しかける送迎時と夕方から就寝までの数時間のみで、子どもの日本語習得に漠然的な不安を感じることもあります。しかし、このような小さな日本語枠も、幼児サークルのように母親以外の方やお友だちと楽しみながら自然に日本語に親しんでいくことで、広がってきたのではと感じる昨今です。
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