ここハンガリーでは毎年、多くの日本人留学生が各都市・各学校へ留学しています。 その留学先も年々、様々な分野に広がっています。 主な留学先は、リスト音楽院(音楽・音楽教育)、ハンガリー国立バレエアカデミー(バレエ・各舞踊)、バロシュ・バーリント語学学校(ハンガリー語)、コルヴィヌス大学(経済・園芸・食物)、ブダペスト商科大学、セント・イシュトバーン大学(医学)、エトヴェシュ・ローランド大学(合唱指揮・ハンガリー語学科)、センメルヴァイス医学大学、コダーイ研究所(音楽教育)、デブレツェン大学(語学・音楽・ハンガリー学科)、ペーチ大学(医学・語学・音楽)など。こ留学以外にも研修などで現代舞踊やスポーツ・教育関係などへ来ハンされる方々も多くなりました。 ハンガリー国内で国立バレエ団や各オーケストラ、サーカーチーム、水球など正式メンバーとして、すでに活躍されている方々もいます。最近では各受け入れ先の大学や大学院で、卒業後にハンガリーの音楽学校や教育現場でハンガリー人と共に勤務されている方も増えている傾向にあります。 ハンガリーを去った方々に、留学終了後の動向を聞いたところ、基本的には日本へ帰国される方が大半のようです。その一部を紹介させ頂きます。
【芸術分野】 ・自主公演や企画公演に精力的に出演し、セルフマネージメントを高め活動の場を広げている。 ・オーケストラなど、ジャンル別就職先のオーディションなどを受ける。 ・各都市の音楽教室へ就職・または個人音楽教室を開く。 ・各学校(中学・高校・大学)の教員募集に応募し、教員または講師として活動している。 ・各都市の芸術分野での親善大使や芸術企画の中心人物として貢献されている。
【医療】 ・卒業後大半の方が日本の医師国家試験を受け、国家試験合格後は研修医を2年間行う事が義務づけられている。 ・USMLEというアメリカの医師国家試験を受ける。 ・ハンガリーの医師免許はEU27カ国で有効ですので、もちろん各ヨーロッパ諸国で勤務されている方も少なくはない。
【教育】 ・教員免許を取得し、各教育現場で両国の言語学・歴史・文化などを取り入れた教育法などの積極的な活動をされている。 ・国際交流の場を多く持てるような活動をしている。
【その他の分野】 ・経営者として起業する。 ・各企業への即戦力として就職
全ての情報が集められたわけではありませんが、多くの皆さん各国・各都市・各ジャンルでアクティブに活動されていることが分かり、ハンガリーと日本の両国を何かしらの形で繋げているのだということがわかりました。また、ハンガリー側が日本人に対して受け入れ体制が整っていることや、日本側もハンガリーの皆様を様々な形で受け入れていける状態になっていることも、詳しく知ることができました。 情報を提供してくださったすべての皆様へ感謝の意を申し上げます。
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