「団長、責任重大だなぁ」。応援合戦の練習の時のことだ。まず初めに、団長の私からの言葉。「みんなで紅組に負けないように応援の練習をしっかりしていきましょう」と言った。練習が始まると、「やばい、かなり緊張してる」と感じた。私は、練習が始まる前日、こう考えた。中学部4人で手分けして小学部に教えたほうが早いのではないか。それを、そのまま実行すると、意外とうまくいった。でも、私は、時間をもっと有効に使えばもっと上手にできるなと感じた。そこで、翌日、もう一度練習方法を考えた。けれど、なかなか、いい案が見つからない。「どうしよう」そして、ほかの中学部の仲間と話し合った。すると、「時間を決めて今日はどこまで練習するのか決めたほうがいい」という案が出た。「なるほど」、私は、反省した。もう少し深く考えれば同じようなことを自分一人でも考えることができたと思ったからだ。そして、すぐ仲間に頼るのではなくまずは自分でじっくり考えるべきだと思った。翌日の練習は、スムーズに終わった。それを繰り返していくことで、なっとくのできる応援にすることができたので達成感を味わえた。
 運動会を通して、すぐ仲間に頼るのではなく自分で粘り強く考えることの大切さを学んだ。そして、今後の活動でも、粘り強く取り組み、いい結果を出していきたいと思う。

(なかの・ゆき)