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ハンガリー国立バレエ学校  
古曽志 飛鳥

 

私、踊る!

 「やったぁ〜!!」私にとても最高の出来事が起こりました。
  去年の6月頃、念願のバレエ留学が9月からハンガリーで出来るというオーデションの合格の知らせが届きました。何度もバレエ学校のオーデションに落っこちてきた私にとってこの知らせはどんな出来事よりも最高の出来事でした。私の夢は、外国のバレエ学校でダンスをたくさん学び、踊り、そして外国のバレエ団に入団すること。9月、留学に旅立つ前、私は不安や緊張よりもドキドキ、ワクワクで胸がいっぱいでした。そのお陰か、家族や友達と離れることが悲しく感じませんでした。だけど、実際に留学してみると理想とは少し違って、言葉の壁・日本の家族や友達と離れて生活する寂しさ、食事の内容に体重の管理、など色々な悩みを持ちました。「もう帰りたい・・・」って何度も思いました。でもそんな時、心の支えになってくれたのが私のお母さん。「帰ってきたかったらいつでも帰ってくればいい。」心に大きな余裕ができました。
  それからあっという間に1年が過ぎ、夏休みを楽しく日本で過ごし、心をリフレッシュして、今私はまたハンガリーで踊っています。2年目になると気付くことや出来るようになった事がいっぱいあります。1年目では分らなかった学校の掲示板の内容、日本とハンガリーの雰囲気の違い、人とのコミュケーションのとり方、自分の今するべきこと、自分の頭の中でハンガリーのイメージが明確に見えてきました。言葉も少しずつできるようになって、レッスン中の先生から受ける注意、友達ともあまり話せなかったのに、今年に入って打ち解けることができたような気がします。今ではクラスの合間に一緒に笑うことが増えました。
  学校ではバレエだけではなく、男の子と組んで踊るパドドゥクラス・モダンバレエにサルサ!そしてキャラクターダンス。選ばれると学校公演にでるチャンスもあります。こんなにたくさんのダンスを踊らせてくれているバレエ学校にとても感謝しています。
好きなことを思う存分にやれる今は私にとって、とても貴重な時期。この貴重な時期をハンガリーで過ごせることになんども感動してしまいます。ハンガリーで学んだ色んな事が役立てられる事ができたらその時わたしはまたおきな感動と踊ることのできる幸せを胸一杯に抱くことができるでしょう。その日に向かってLet’s Dance!!

 
 
 
 

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