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追悼文ブ ダペストからのお別れ
 
     
 
 
 
お別れの挨拶
的場 英門
 
 土曜テニスのメンバーの皆さん、ブダペスト駐在中の2年半、仲 間に入れて頂き、一緒にテニスで汗を流すという時間を共有出来ましたこと、心よりお礼申し上げます。
私にとって、テニスをやる環境としては学生生活を相当前に終えてからは海外駐在生活が一番充実していると実感しています。日本ではテニスクラブに所属する とか、会社のサークルに入るとか、しない限り、同じようなレベルの仲間を見つけ、毎週テニスに興じるというような環境を探すことはなかなか難しいのが現実 です。以前ドイツに駐在した時も同様でしたが、ブダペストでは毎週土曜日の同じ時間に同じコートでテニスをやるという機会が得られ、生活の中にテニスを計 画的に織り込むことが出来ます。人数も多いので、参加も強制されることなく、マイペースで体を動かす機会が得られます。
  ブダペストでは単身生活であったこともあり、また日頃の運動不足とストレス解消を目的に積極的に参加させてもらいました。夏の間はゴルフとのかけもちで、 体力勝負でもありましたが、日本ではこのような贅沢なチャンスはなかなか得られないと思います。2年半の間にメンバー数も増加し、コートも2面に増え、 ちょっとハードにもなったとも感じていました。年齢とともに動きは鈍くなり、自分のイメージと異なるショットの連発でしたが、仲間の皆さんのお陰で2年半 の間、私のテニスの老化は避けられたのではないかと秘かに思っております。皆さんの若さについていくのに精一杯でしたが、皆さんの若さの刺激を受けて気分 的には駐在前より若返ったようにも思います。レギュラーメンバーの中では最年長者が帰国しますので、今後は更に若さあふれる、熱くハードなテニスが展開さ れるものと思います。「ちょっと、ひと休み」と号令をかけていた者がいなくなりますので、無理せず・楽しくをモットーに、そしてテニスのレベルアップを目 指して、毎週のテニスを継続してください。
  日曜テニスの皆さんとの交流も大変良い思い出になりました。交流会での試合は土曜の仲間とのゲームとはちょっと違った刺激で、夜の懇親会も含めて、駐在中 の貴重な体験でした。
日本に戻るとテニスの機会は大幅に少なくなることは間違いありませんし、ハンガリーでのような刺激的テニスからは遠くなってしまいますが、たまにはコート に行ってテニスを忘れないように続けていきたいと思っています。
  幹事の方には本当にお世話になり、お礼の言葉もありません。貴兄のお陰でメンバーも増え、参加率も高まり、土曜テニスは盛り上がっています。今後も更に盛 り上がっていくことを日本から応援します。本当にありがとうございました。
 
 

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