ハンガリーでのゴルフはプレーの面白みもありますが、非常に良い運動になります。ご存知のとおり、日本でのゴルフはほとんど電動カートでラウンドし、途中
でビールを飲みながら昼食が一般的で運動にならないのに比べ、ハンガリーでのゴルフは歩きで途中の昼食もなくラウンドするので、8kmぐらいアップダウン
のあるところを歩くことになり、体力勝負の一面が強いです。
また、ゴルフの魅力のひとつは60歳代の高齢者でも20歳代・30歳代の若者と対等に本気でプレーできるのが魅力です。その意味で、技量・経験+頭脳の
スポーツの気がします。体力のある20歳代・30歳代の若者でも簡単にスコアアップは難しく、皆、苦労しています。
本題のハンガリーでのゴルフの思い出ですが、ハンガリーには18ホールのゴルフ場が現在、休止中も含め、7ヶ所あると思いますが、メンバーになっている
ゴルフ場以外にも良く行き、それぞれ思い出があります。
メンバーになっているPannonia Golf &
C.C.はバンカーや池などの障害物は少なく、フェアウェーも広く、伸び伸び打てますが、距離が長いのに加え、グリーンの傾斜がきつかったり、芝目がきつ
くパターが難しいゴルフ場です。12年間も通ったのに90を切れず大変残念です。唯一、誇れるのは、2009年秋のマッチプレー大会で優勝できたことで、
最高齢(当時65歳)での優勝とのことで、主催者「大吉」の店主から褒められ大変光栄です。
この他に、心に残るのがRoyal Balaton Golf & Yacht
Clubです。バラトン湖の絶景を見ながらプレーできるゴルフ場で、再度ハンガリーに来ることがあったら、もう一度訪れたい所です。ただ、このゴルフ場は
前半が池やバンカーが多く、後半は両側が背の高い林や崖越えの難所が多く、タフな設計になっており、バラトン湖の絶景を楽しんでいる余裕はありません。
また、毎年開催されるパンノニアワールドカップ(日本選抜、欧州選抜、米国選抜、韓国選抜)の思い出ですが、今年はこんなことがありました。
小生が一緒にラウンドした選手は、ドイツ人とオーストリア人でした。大震災による福島原発が問題になっている時期であったので、プレー中もこの問題が議
論になり、ドイツは「原発廃止を決めた」、オーストリアは「原発ゼロの国である」と言われ、日本の原発に対する方針を責められ、ゴルフのスコアも散々の結
果になりました。しかし、インターナショナルにこのような議論ができたのも良い思い出です。
その他、毎年一回開催される日本人各国駐在員(ハンガリー、オーストリア、チェコ、スロバキア)ゴルフ部対抗戦での思い出もいくつもあります。いつも行
きのバスの中では酒の勢いもあり作戦会議で盛り上がりますが、帰りのバスの中は反省ばかりです。「なでしこJAPAN」のように、行きも帰りも盛り上がり
たいものです。
それでは最後になりますが、ハンガリーよ、さようなら、ハンガリーでのゴルフ人生は私の一生の思い出、宝も
物です。
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