私は、2006年8月から2009年6月まで、日本大使館(経済担当)に勤務するためにブダペストに滞在し ていました。帰国直前に盛田さんから執筆を依頼されていたものの、帰国後の忙しさなどにかまけて執筆が遅れたままでいましたが、帰国からほぼ1年という一 つの区切りを迎え、かつ、日本との生活の違いから懐かしさをたびたび感じるようになり、ようやく筆を執るに至りました。回想されること全て書こうとするか なりの長さになってしまいそうなので、今回は特に強く印象付いていることをいくつか述べたいと思います。