モチベーションを持つ難しさ
「補習校に行くのは楽しいけど、宿題は好きじゃない。」
これは、補習校に通う子どもたちのほとんどが、口を揃えてと言うことです。それは、現地学校や国際学校の勉強に加えて、なぜ「こくご」まで勉強するのか、
その意義やゴールが見えにくく、また理解しにくいからと思います。そしてそれは、なにも娘の通う補習校の子どもたちのみならず、娘と同じ年頃で平日の学校
以外にもう1ヶ国語を勉強している子どもたちは多かれ少なかれ同じような状況のようです。(日本人に限らず現地校やインターに通う外国人の子どもたちは、
大概みな母国語を学校外で学習しています。)しかもどの程度マスターしたい、させたいというのは、家庭環境によっても大きな差があります。
だからこそ、子どものモチベーションも上がりにくいところがあります。しかし、親の方は子どものモチベーションが上がっていないところを、子どもの中で湧
水のようにモチベーション生まれるまでは何とか引っ張ろうとしているというのが、現状なのではないでしょうか。
モチベーションが上がりづらいのは、日頃あまり使わない言語ということがあるでしょう。その上、平日通う学校からの宿題や読書の課題、習い事等などで子ど
もの方も疲れています。(そして、時間はあっという間になくなってしまいます。)疲れている上に「友達は遊んでいるのに、、、」という不満も増大して、モ
チベーションを持つどころではありません。
私やアメリカ人の夫は、娘に、「二ヶ国語ができることは素晴らしいことで、ゆえに、そんな梓晏は特別な存在」と励ますようにしています。しかし、自己満足
できるまでの年齢に至っていない子どもたちにとっては、それもなかなかモチベーションアップには繋がり難いようです。というのも、現地学校や国際学校のお
友達との間で他言語を話せる、書けるという、一種の自慢話しは稀にあったとしても、子どもたちの反応は「ふ〜ん」「へ〜」程度で、話題はあっという間に反
れてしまうからです。
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