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日本人学校補習校その他日本語教 育
 
     
 
 
 
ふれあい大運動会を終えて
坂井 圭子

 
 

 9月3日(日)の早朝、我々日本人学校教諭は、アメリカンスクールの駐車場で頭を突き合わせて悩んでいました。今にも雨が降ってきそうな空、しかし、今はまだ降ってはいません。でも、教員全員が厚手のコートを被って、9月初めとは思えない寒さに耐えています。この天気では、ほぼ一日活動となるグランドでの運動会の開催は無理と判断し、体育館での実施を決めました。
 そこから、全員が守備位置についたかのように準備にとりかかります。事前に打ち合わせていたとはいえ、ここアメリカンスクール体育館での実施は初めてのことであったため、現場でお互いが声をかけながら瞬時に決定していくことも多々ありました。フットワークの軽い教員が一丸となって動き、時間内に準備完了することができました。
 8時半の集合時間を目指して、子ども達が保護者の方々とともに集まってきました。グランドに比べると格段に狭い保護者席です。「お互い譲り合って、皆さんが参観できますようご協力ください」というアナウンスを致しましたが、素晴らしい日本人チームワークが発揮され、不便な状況をうまく乗り切っていただきました。ご協力いただきました参加者の皆様に、この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
 児童生徒も然りです。日頃の活動の成果を発揮するかのように、互いに協力したり思いやったりして行動する場面がたくさん見受けられました。当日、急に変更となったこともたくさんありましたが、子ども達は柔軟かつ機敏に対応することができていました。
 初めての会場ではありましたが、このように参加者全員の協力を得て、本年度のふれあい大運動会も盛況の内に終えることができました。

(さかい・けいこ)
白組団長 柴田 果凜
 私は初めて団長という役割をやらせてもらい、初めはどうしたらいいのか分かりませんでした。しかし、先生方や友だちにアドバイスをもらいながら練習を重ねていくうちに責任感を持つことができました。運動会前には各クラスで応援の練習をしている声がたくさん聞こえ、その甲斐あって本番は優勝することができ、とても嬉しく感じました。当日は皆が必死に白組を応援している声が聞こえました。今年の運動会は皆が楽しかったと思ってくれていると思います。 
 
 
紅組団長 寺岡 愛実
 紅組の応援団長として、皆を引っ張る立場だったにも関わらず、短い練習時間を上手く使えなかったのに、皆はきちんと応援を覚えてついてきてくれました。たいへんだった団長を務めることができて、達成感を得ることができました。本番では後ろを振り返らなくても大きな声が聞こえてきたし、写真を見ると皆が大きく動いてくれていたことが分かりました。そんなメンバーの様子を知り、団長になって良かったと感じました。残り短い学校生活の中で、この経験を生かしていけるように自ら行動したいです。 
 
 
 

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