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ニュースコンサート自己紹介
 
     
 
 
 
ここで得た宝物
森垣 静香 (リスト音楽院大学院ヴァイオリン科)

 
   ハンガリーに来てから約4年が経とうとしています。すばらしい先生方、沢山の友達にめぐり合え、すばらしい経験&いろいろなことを学びました。
  まず、恩師にあたるサバディ先生には沢山のことを教わりました。コンサート本番でベストの演奏をする為の準備の仕方、全部の音をコントロールして弾かなくてはいけないことなどを細かく教えていただきました。ディプロマコンサートの前には本番を何回も作ってくださったり、オーケストラとのリハーサルに来てくださってアドバイスをくれたりと、とても感謝しています。
  ディプロマコンサートではバッハのソロソナタ、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタとチャイコフスキーのコンチェルトをソルノク交響楽団と共演させていただいたのですが、今までコンチェルト1曲を1つのコンサートで弾いたことすらありませんでした。まして約1時間半のプログラムをリスト音楽院の大ホール&オケバックで弾くことなんて私には出来るのだろうかと不安に押しつぶされそうになりました。
そんな私をサバディ先生は不可能なことはない、君にはできる、自分を信じなさいと嬉しい言葉をかけていただき、自信へと繋がりました。
 オーケストラの団員の方々もとても親切で、休憩の間などに話しかけてくれたり、アドバイスをくれたり、緊張している私に笑顔で微笑んでくれ緊張を和らげてくれました。とても心強かったです。
  コンサートには沢山の観客の方々にきいていただき本当に感謝しています。約1時間半弾ききるには体力的&精神的にもすごく大変なことだったのですが、沢山の観客&オーケストラの団員の方々からエネルギーをいただいて、本番は楽しく思いっきり演奏することが出来ましたし、不可能を可能にする力は誰にでも持っているのだなと思いました。
  日本ではソロを中心にやっていたのですが、こちらの大学院に入ってからは室内楽も必修ということもあり、室内楽のレッスンからもソロのレッスンとは、また違った観点からの良い経験も出来ました。特にバルトークを学んだ時には、このリズムはマジャールという言葉から来てるからこう弾くんだよと言われた時、音楽は言語と深いかかわりがある事をあらためて実感させられた瞬間でした。
  沢山の友達にも恵まれ、嬉しいときなどは心から一緒に喜んでくれたり、困っているときには優しく手を差し伸べてくれたりと、いろいろな事を乗り越えられたのも、素晴らしい友人の支えがあったおかげだと思っています。
  大学院の授業は、オーケストラ以外は全部英語で受けていました。週2回のソロのレッスンの他に、普通の授業、室内楽レッスンもあります。オーケストラではもちろんハンガリー人達にまじって一緒に演奏します。ハンガリーの人たちもすごくフレンドリーで沢山の友達ができました。
  ベートーヴェンの交響曲全曲を1日でやるコンサートの時に私はハンガリー国立交響楽団にまじって1曲ではありましたが弾かせていただく機会を与えてもらえて、とてもすばらしい経験が出来ました。なんといっても指揮者のコチシュさんには感動させられました。
  今後は今まで学んだことを生かし、ハンガリー語を勉強しつつ、コンサートに聞きに着てくれたお客さん達に音楽って素晴らしい、また聞きたいな、と思ってもらえるような、よりよい演奏を目指し、感動を与えられる演奏家になれるように日々がんばっていきたいと思います。
 
 
 
 

Web editorial office in Donau 4 Seasons.