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日本人学校補習校その他日本語教 育
 
     
 
 
 
緑の丘日本語補習校

 
 
  「夏合宿を終えて」 小学5年担任 杉井 夕起

 まだ肌寒さの残る6月8、9日の土日、補習校での夏 合宿を行った。今年は、ヤーノシュ山にあるBudai Sport Hotelにて、1泊2日の合宿であった。余暇を上手に使うハンガリーには、子どもたちが安全に楽しく過ごせそうな場所は、あちらこちら豊富にあり、施設 選びから苦労したが、自然豊かで、また予算的にも私たちに適当な場所を見つけることができた。折しも、ドナウ川の洪水に、日々ひやひやしていたが、幸い我 々の行き先は山の方、合宿には予定通り24名の児童生徒、そして講師7名が参加した。「日本語を使って、楽しく過ごす」という目的達成に向け、計画を練っ ていたが、今回の合宿の成功の鍵は、ひとえに高学年の年下を気遣う「思いやり」の気持ちだったと言える。

 合宿中は、縦の繋がりを深める良いチャンスである。 各グル―プ、中学生をリーダーに全学年が混ざるようにグループ分けをした。晴れているうちは、ホテルの庭で「ハンカチ落とし」、「フルーツバスケット」、 「オリエンテーリング」をして、汗を流した。オリエンテーリングでは、庭に隠れている講師を探し、五七五の俳句を作る、童謡を歌う、なぞなぞ、縄跳びなど のお題を、皆で協力してクリアし、ゴールまでのタイムを競った。そのうち、雷がごろごろ鳴り始めたので、室内へと場所を移し、「クイズミリオネア」で頭を 使う活動もした。活動の合間も、リーダーたちは休む暇なく、思いっきり甘えて飛びついたり、おんぶをせがむ低学年の面倒をみていた。

 合宿中の「食事」は、全員で「いただきます」をし、「残さず食 べる」というマナーを教える場であったが、大人でも多めの量であった。これは残しても仕方ないか、と思っていると、食べきれない子の食事を食べられる子が 手伝ってあげて、なるべく残す量を減らしていた。思いがけない努力に、こちらが驚いた。部屋でも、やはり年長者は室長としての責任を負い、低学年のシャ ワーを手伝い、他の宿泊客に迷惑にならないよう気遣い、消灯時間を守らせるなど、本当によく気を配っていた。翌日のドッジボールでは、ルールを知らないか らやりたくない、と隅に行ってしまった子に、声をかけて参加を促し、また上手にできた子には称賛の声を送っていた。
私たちの期待以上に、縦割りの活動がうまく運んだのは、リーダーたちが気持ちよく低学年の面倒をみてくれたからこそであった。低学年の彼らにとっても、講 師から指示を受けるより、お兄さん、お姉さんたちがお手本となって示してくれる事の方が、よっぽど心に残るのではないだろうか。そんな彼らの労をねぎら い、大部屋を解放し、もう少し遅くまで過ごしたことは、部屋でぐっすり眠っていた低学年には内緒である。
(すぎい・ゆき)
 
「夏合宿」 小学3年 ラパイ まりな
  6月8日9日、ノルマファのブダイ・シュポルト・ホテルで、夏合宿をしました。
  わたしが、合宿で一番楽しかったのは、ドッジボールです。
わたしは、早くにあてられましたが、見ているのが、すごく面白かったです。
  わたしたちのひこうきチームは、四位になりました。
つぎの夏合宿で、またドッジボールがあったらいいなと思います。
 
「ほしゅう校の合しゅく」 小学3年 中野 ジェイミー
  外であそんだ時にマンホールの上に、たくさんありがいるのを見つけました。少しあいていたから、まさきくんがてつだってくれて、あけてみました。そした ら、いっぱいありとありの赤ちゃんとたまごがあって、びっくりしました。しょううんくんとベニくんもきて、みんなでありをかんさつしました。ありたちも びっくりして、にげていきました。
  夜は、しょううんくんとケビンくんとベッドでジャンプしたり、まくらをなげてあそびました。先生からおこられたけど、楽しかったです。

「しゅくはく学しゅう」 小学4年 桑名 真生
 ぼくは、しゅくはく学しゅうに、行きました。
 お母さんが、ぼくをつれて行きました。森の中に家があって、とても空気がきれいでした。
 みんなで、おにごっこやハンカチ落しをしてあそびました。とても楽しかったです。
 ハンガリーや日本の事についてクイズをしました。ぼくは、一つ答える事が出来ました。
 ベンジャミン君が、おもしろい話をしてくれました。短い時間だったけれど、とても楽しかったです。今度行く時には、みんなであそべる、おもちゃを持って 行こうと思います。

「合宿で」 小学5年 越野 花
 土曜日合宿に行きました。さいしょみんなでグループをきめました。私のはんちょうさんは、りんとくんでした。グループの名まえは、フーセングループでし た。フーセングループは六人いました。
 いっしょにたくさん遊びました。私が一番たのしかったことは、つなひきでした。クイズミリオネアもすごくおもしろかったです。旗をみせてその旗の名まえ をいわないといけなかったです。自由時間リンボーとなわとびをやりました。さい後、私達がかちました。いい天気でたくさん遊べてたのしかったです。

「初夏の出来事」 中学1年 隅田 理愛
  初めてハンガリーに来て友達と泊まった二日間。まだハンガリーに来て二ヶ月で合宿ということに不安をおぼえながらも合宿の前の週から準備するほど楽しみで もあった。 この合宿に来て一番楽しかったことは、グループ対抗のレクリエーションだ。つなひきやドッジボールなどがあり、私のチームは二位だったが、初 めて『賞状』と言うものをもらえてうれしく思った。
一日目は体を動かし友達とも夜まで話したのですぐに寝たが、合宿に来て興奮していたせいか翌日は朝三時半に起きてしまい、自分でも驚いた。合宿が終わり家 に帰ると今度は眠くなってきて、あの時寝ておけば良かったと後悔した。この合宿に来てよかったことは、ほ習校のこと友達になれたことだ。これからも合宿や 遠足に積極的に参加し、もっと交流を深めていきたい。

「夏合宿について」 中学3年 畑山 未來
 私たちは先週の週末に、学校のみんなと一緒に山の上にあるホテルに泊まり、色々なアクティビティーやゲームなどをしてみんなで楽しんだ。大体20人ほど 来ていてにぎやかで結構楽しかった。
 1日目の最初には『ハンカチ落とし』というみんなで遊べるゲームで遊び、あんまりゲーム自体に参加できなかったものの、かなり楽しかった。みんなも結構 楽しそうで、先生達まで楽しんでいるようにも見えた。小さい子供達は特に楽しそうで、終わった頃にはみんなたのしそうな顔をして疲れていた。
 そのあとは、フルーツバスケットをして遊んだ。これもかなり楽しく、途中ですっと真ん中にいたいという子が出るぐらいに面白かった。そのあとにやった ゲームは、一人一人に数字を決めてその数字を言われたら、場所を入れ替えるというゲームだった。これも面白かったのだがキリの良い数字ばかり選ばれやすく (1、5、10、20、30などが選ばれやすかった)、私の数字12は2回ほどしか選ばれなかったので、かなり暇だった。
 一通りゲームをしたあとは、ホテルに備え付けであるレストランで昼食をとった。昼食はスープとお米の上に載った鶏肉で、スープは普通のスープだったがお 米の上に載った鶏肉がかなり甘く結構な人数が残し、私は完食したがあまり美味しいものだとは思えなかった。そのあとの自由時間には友達とフリスビーで遊ん だりボール遊びをしたりした、自由時間の後にはオリエンテーリングをした。これは結構楽しく、同じグループのみんなも楽しんだ。全員で夢中になりながらク イズに答えて、正解する度にもらえる石やシールを集めていた。集め終わると、八田先生が、集めた石をブレスレットにしてくれて、みんな、特に女の子たちが 嬉しそうにしていた。
そのあとにはドッジボールをやる予定だったが、雨がふりそうなので断念して結局室内で「クイズミリオネア」風のクイズ大会をやった。ライフラインなどもあ り結構良かったと思う。
 私のチームは3位になってしまったが、クイズ大会自体は盛り上がりみんなも楽しめたと思う。
そのあとはホテルのレストランで夕食を食べた。夕食はパスタの上に載った鶏肉で、美味しくなかったものの昼食のように変に甘くはなかったおかげでか、昼食 よりは残す人数が少なかった。そのあとは部屋で自由時間を過ごし、みんなと遊ぼうと思ったのだが、特に何もできずに寝てしまった。
 次の日の朝、起きると部屋の中と荷物が荒らされていて、直すのが面倒だった。さらに、朝5時ごろからはちゃんと眠れなかった。部屋を直した後、朝食をと り、そのあとには最終日ということで、いろいろなスポーツやらゲーム等をやった。例えばドッジボール、そして途中で断念したが大縄跳びもやった。綱引きも やり、みんなでとても楽しんだ。夏合宿はとても楽しかった。いろいろな知らない人と同じグループになってみんなで一緒に協力したりして、皆が一つとなれて 楽しかった。また来年行けるのなら行こうと思う。

 
 

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