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NHKラジオ作文

三キロマラソン
小学六年 望月・海央(もちづきみお)

 
    マラソン大会に出ました。大会に出るのはこれで三回目です。ブタペストの街の中にある森みたいな大きな公園を三キロ半走
りました。
  走る練習をしたけれど最後まで走れるかどきどきしました。スタートしたときはみんな固まって走ったので、押されたり「どけ」
と言われたりしました。ぼくも少し押し返しました。
  ニキロまでは、軽々走れました。みんな「ハーハー」言っていました。ぼくは一位になりたかったから「一位。一位。」と心の中で
言いながら走りました。
  でも三キロ目から足もおなかもいたくて、よろよろになってしまいました。もう限界だから歩いてしまいました。そうしたらハン
ガリー人のおじさんが「あと少しだぞ。残りの力を使って走るんだ」と言って行ってしまいました。だから、ぼくは、「あとちょっとか。じゃあ最後まで走ろ う。」と思ってがんばりました。最後まで走ったら、チョコと水をくれました。
  完走して「あーやったぁ。やっと終わった。ぼくは三キロ半走ったぞ。」と思いました。去年は二十一分で、今年は二十分で走れ
ました。うれしかったです。
 

 

ぼくが頑張っている事
小学六年 ラパイ・紀之(のりゆき)

 
    ぼくは囲碁とピアノを頑張っています。
  囲碁は六才の時に、ハンガリー人のお父さんに教えてもらいました。でもなかなか囲碁をする機会がなくて、二年間三十級のままでした。その後一年に一回ぐら い囲碁講座に通って、その時は一回で八級くらい強くなりましたが、また囲碁をする機会がなくて、級が上らないままでした。二年前の夏休みに日本に行った 時、コミュニティーセンターの囲碁クラブに通わせてもらって、おじさんたちに教わりました。その時はずい分強くなりました。
  去年の夏、チャバという日本で囲碁の勉強をしていた人の講座に通ったら、一週間ですごく強くなりました。ぼくが残念なのは、囲碁大会がいつも土・日にあっ て、補習校に通っているぼくは
土曜日の午後からしか参加できない事です。いつも一回戦は不戦敗になってしまいます。このごろぼくは日本では三級だと言うお父さんにも、たがい戦で勝って います。
  ピアノは去年のブダペスト市十一区のコンクールでゆう勝したので、この一年いろいろなコンクールに行くはずでしたが、二〇〇九年の夏の終わりに手が病気に なったので、たくさんのコンクールをキャンセルしてしまいました。これから手を治して、またコンクールに行けるようにいっぱい練習をしたいです。
  これからもぼくは、囲碁とピアノを頑張り続けるつもりです。
 
 

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